電池交換はお早めに |
電池が切れた状態で長期放置されますと、液漏れを起こす場合があります。
漏液はムーブメントの部品を腐食させるなどの悪影響を及ぼすこともあり、その場合は電池交換だけでは済まなくなってしまいます。
電池が切れましたら、お早めに交換頂くことをおすすめ致します。 |
定期的なオーバーホール |
ムーブメントには、部品を円滑に動かすために多数の潤滑油が使われています。その油は揮発性の物質ですので、ご使用年数を重ねるごとに渇いて、最終的には切れてしまいます。
油が切れてしまった状態でご使用になられますと、部品の摩滅を早めたり、傷めたりしてしまいます。
油切れが生じるまでの期間は、一般的に3~5年と言われており、このため3~5年に一度、オーバーホール作業が必要になります。 |
ステンレスでも錆びます |
一般的に「錆びない金属」として知られるステンレスですが、この耐食性は表面に「膜」を作ることで可能になっています。この膜は「不動体被膜」と呼ばれ、ステンレスに含有されているクロム元素という物質と、空気中の酸素との結合によって何度でも再生します。
ところが、汗や汚れなどで表面が覆われ、空気中の酸素が得られない状態が続くと、膜の再生が出来なくなり錆びてしまいます。
ステンレスの耐食性は永久不変の特性ではなく、洗浄や拭き取りといった定期的なお手入れによって維持出来るものなのです。 |
定期的なお手入れ
お手入れの有無は時計の寿命に大きく影響します |
ブレスレット |
さほど手間がかからず効果的なのが水洗いです。
使わなくなった歯ブラシで、バンドのコマの隙間など、汚れが溜まりやすい部分をブラッシングして頂くと、かなりきれいになります。
水洗い後は、必ず乾いた布で水分をよく拭き取って下さい。溜まった汚れは「研磨剤」のような働きをしてしまい、ブレスの傷や消耗を早めます。定期的に行って頂くことをおすすめします。 |
時計 本体 |
水洗いが効果的なのは時計本体も同じですが、本体については時計によって防水性能が異なるため、布拭きをおすすめします。
特に雨天時の使用など、水分が付着した場合には、柔らかい布でよく拭き取って下さい。また、乾いた歯ブラシ、つまようじ、綿棒などを併用して頂くと効果的です。 |