特急愛称・トレインマークの誕生
国鉄初の特急愛称は、1929年9月に公募により命名された東京〜下関間の寝台列車「富士」「櫻」です。
同年12月からテールマークが掲出されました。「富士」は後年EF66などに使われたものと似ています。
1930年の「燕」、1937年の「鴎」登場で戦前の4特急が出揃いました。これらは時刻表などでは漢字表記ですが、「富士」以外のテールマークは「さくら」「つばめ」「かもめ」とひらがな表記でした。
1950年に復活した「つばめ」(「へいわ」から改称)で初めて、特急の機関車にヘッドマークが掲出されるようになりました。
「さくら」は長い歴史の中で常にデザインは比較的シンプルですが、種類が多いです。
近年の車両ではトレインマークがLED表示器だったり、そもそも前面に何も表示しない事も多くなっていて、昔ほどは個性豊かなマークは見られなくなっています。
写真は東海道本線旧線(現・御殿場線)を行く特急「燕」(「鉄道趣味」1935年2月号より)、1950年東京〜大阪間で運行開始した特急「はと」(「科学グラフ」32号・1950年刊より)、EF66牽引「富士」です。
急行・快速
国鉄の列車愛称、トレインマークは戦前には特急の特権のようなものでしたが、戦後は急行でも登場します。
その初期の例が、1949年に命名された東京〜神戸間の急行「銀河」です。
JR化翌年、1988年の青函トンネル開通により青森〜函館間の「海峡」が運行開始しました。電気機関車牽引・定期運行のヘッドマーク付き快速という珍しい例です。
列車愛称の「進化」
1988年運行開始のJR九州の「スーパー有明」(783系)を皮切りに、JRでは愛称に「スーパー」が付く特急が流行しました。
「スーパー」を付けた主な理由は、下記のようです。
・旧型車と新型車の特急が混在して運行するので、区別のため
例:「ひたち」(485系)と「スーパーひたち」(651系)、「はくと」(キハ181系)と「スーパーはくと」(HOT7000系)
やがて旧型車引退により「ひたち」「はくと」が廃止されたので、「スーパー」を付けた意義が薄れました。
・使用車両を新車に完全に変更した事のアピールのため。例:「スーパーいなば」
・使用車両はほぼ同じだが速達列車。例:「スーパーやくも」
近年JR北海道の「スーパー北斗」「スーパーおおぞら」「スーパーカムイ」、JR東日本の「スーパーあずさ」などから「スーパー」が取られました。「スーパービュー踊り子」は2020年に運行終了。
2023年7月現在ではJR西日本の「スーパーおき」「スーパーまつかぜ」、智頭急行直通の「スーパーはくと」「スーパーいなば」の4列車のみです。
私鉄では小田急の「はこね」「スーパーはこね」があります。
1989年運行開始の「スーパー雷鳥」は通常の485系による「雷鳥」と異なり、パノラマグリーン車を連結する事から生まれた愛称です。
その後導入された681系には「スーパー雷鳥(サンダーバード)」という異例のカッコ付き愛称が使われました(97年「サンダーバード」に改称)。
富山県の県鳥でもあるライチョウは、英語でptarmiganあるいはgrouseであり、不思議な命名となっています。
ボンネット型特急
485系などのボンネット型特急電車のヘッドマークは当初文字のみ(ローマ字入り)でしたが、1985年頃からイラスト入りに変更されました。
機関車や、他の電車のマークより大きく見栄えがします。いわゆる「電気釜」タイプ先頭車のようなロール巻取り式は、普及しませんでした。
今回は「はと(2000年のリバイバル)」「しらさぎ」「白鳥」「はくたか」「能登」を集めました。
私鉄の特急
私鉄では「特急」という列車種別の扱いが各社異なり、各駅停車と同じロングシートで別料金不要の「特急」も存在します。
戦後の混乱が落ち着き始めた1950年頃から、私鉄各社は特急の再整備に力を入れるようになります。写真は1951年製の東武5700系「けごん」(現在は東武博物館に保存)、南海高野線クハ1900「こうや」。ともに「日本の鉄道」(1952年)より。
クハ1900はやや特殊な例で、1938年に製造後ほぼ使われず、1952年の座席指定特急「こうや」運行開始により初めて本来の製造目的の観光列車として使われるようになりました。ソファーやテーブルが置かれた展望室が特長です。
私鉄が国鉄に先んじて特急に導入した設備がいくつかあります。例えば前面展望車、ダブルデッカー(近鉄)、国鉄で本格採用されなかった連接台車(小田急3000形、近鉄10000系ビスタカーなど)です。
名鉄7000系パノラマカー、小田急3100形(NSE)ロマンスカーでは展望席の視界をさえぎらないように、運転室を2階に置いた構造が特長です。展望席は両社の現在の特急車両にも受け継がれています。
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