2024.06.08
Joshin 試用レポート
携帯扇風機 7機種検証・比較! 風量や機能、持ち運びやすさを確かめてみました



携帯扇風機 7機種 検証・比較
暑い季節のマストアイテムと言っても過言ではない携帯扇風機。
手持ちだけでなく、バッグに付けられたり、デスクで使えたりと機能も様々!
ここでは7種の携帯扇風機で機能や風量の比較を行なってみました。
ライター:ぴよこ
比較する携帯扇風機 7種
ライフオンプロダクツ LCAF003
サイズ(約) | 幅77×奥行41×高さ175mm | 本体質量(約) | 122g |
---|
スケルトンでキラキラ光る!
『LCAF003』は、持ち運ぶならカワイイ方がいい!という方にオススメな、LEDライト搭載のフォトジェニックな携帯扇風機。
本体は小型でグリップが短いので、バッグに入れてもかさばりにくく、カバンの中で誤作動しないよう電源オンはダブルクリック仕様です。
首の角度調整機能のないハンディ機能のみで、風量は3段階で調整可能。
幅77mm、奥行41mmととても小さくてスリムで荷物としてかさばりにくいサイズ感!
ブルーノ ポータブルクリップライトファン BDE035-BGY
サイズ(約) | 幅105×奥行100×高さ193mm | 本体質量(約) | 165g(スタッフ調べ) |
---|
大きなクリップがついたブルーノの『BDE035-BGY』。
クリップはデスクやベビーカーなどに挟んで扇風機を固定させることができ、そのまま本体を差し込んで机に置くだけでスタンドにもなります。
ファン周りがリングライトになっており、2段階の明かり調整ができます。
4枚羽根で風量は3段階。
首を前後に180度調整可能で、風量は3段階設定。
スタンドの前側にファンが設置する設計のため奥行が10cmあり、幅も10.5cmとややかさばるサイズ感です。
クリップの内側の滑り止めのラバーに凹凸などはなく、挟んでいる部分は先端のみです。
折り畳み日傘の中棒に挟んでみると、すぐに外れてしまいましたので、細いものとは相性が良くない印象です(動画参照)。
リズム Silky Wind Mobile 3.1 9ZF036RH82
サイズ(約) | 幅85×奥行40×高さ214mm | 本体質量(約) | 150g |
---|
ハンディ、卓上、付属のネックストラップを使えばハンズフリーでも使えるリズムの『Silky Wind Mobile 3.1』。
本体のカラビナは、付属のストラップを付ける他、カバンのグリップやズボンのベルトループなどに引っ掛けたりと色々な使い方で持ち運びが出来ます。
幅が85mmと小さく、奥行も40mmとスリムで、グリップからファンまで直線的なデザインをしているので、荷物としてもかさばらないサイズ感です。
これだけ小さいのに、7枚羽根が前後に2枚というダブルファンで風量は4段階と、風量にかなり期待が出来そうな予感(後で確かめます)。
さらには首も前後に180度調整ができてと、携帯扇風機に欲しい機能がしっかり搭載されています。
ヒロコーポレーション 100段階強風ペルチェハンディーファン HDL-3907
サイズ(約) | 幅60×奥行58×高さ153mm | 本体質量(約) | 217g(スタッフ調べ) |
---|
まるで海外製のドライヤーのような見た目の『HDL-3907』。
ファンの部分が小さいですが風量調整はなんと100段階!
強力な風に加えて、ファン中央の丸いプレートは瞬速急冷ペルチェプレート仕様。
モードをオンにすれば冷えたプレートを直接肌に当ててヒンヤリできます。
幅は60mm、奥行58mmと小さなサイズで、ポールのような形状はカバンの中でも収まりやすいかと思います。
付属のスタンドは、スタンド+ファンでスマホの立てかけスタンドにもなるニクい仕様。
コイズミ クリップ扇 KFF-0648/C
サイズ(約) | 幅99×奥行78×高さ110mm | 本体質量(約) | 150g |
---|
グリップではなくクリップタイプの『KFF-0648/C』。
クリップはそのままスタンドにもなり、カバンやリュックのベルト、傘の中棒に装着すればハンズフリーで使えます。
クリップ全体で物を挟めて、挟む面も凹凸があって滑り止め効果も高いため、クリップ力が強力です。
首部分は縦にも横にも360度回転するので、どんな場所につけても風を向けたい方向に調整ができます。
幅は99cmとそこそこ大きいのですが、高さがないのでとても小さく感じますし、クリップでカバンやカバンのストラップにもつけられる事を考えると持ち運びやすいタイプです。
コイズミ KPF-0941
サイズ(約) | 幅106×奥行41×高さ205mm | 本体質量(約) | 170g |
---|
オーソドックスな見た目のコイズミ『KPF-0941』
3枚羽根で風量は3段階切替。選択モードはランプの数で確認ができます。
付属するストラップは手首用です。
無駄のない小さなスタンドが付属し、卓上でもお使いいただけます。
スタンドセット時、本体はグラつかずにとても安定感があります。
幅は10cmを超えますが、奥行は41mmとスリムなので比較的カバンにも入れやすいサイズです。
シロカ SF-H531
サイズ(約) | 幅110×奥行62×高さ190mm(突起部含む) | 本体質量(約) | 170g |
---|
ハンディ、卓上、ハンズフリーで使える1台3役のシロカ『SF-H531』。
付属のスタンドは充電機能付きなので、置くだけで充電ができます。
スタンドに本体をセットすると穴のサイズがやや大きいので、本体は少しグラつきがありました。
3枚羽根で風量は3段階、本体は抗菌仕様。
幅が10cmを超え、ブルーノと同じくグリップの前にファンが配置されているので奥行が62mmとやや厚みもあり、少しかさばりやすいサイズです。
首掛けストラップが付属するので、カバンに入れずにストラップを使って運ぶ分には問題ないのではないでしょうか。
携帯扇風機を検証・比較!
サイズや重さは?
7種類の携帯扇風機を並べて比較してみると、ファン部分が10cmを超えるものは大きいと感じます。
ここではブルーノ、コイズミのハンディタイプ、シロカが10cmを超えます。
コイズミのクリップ扇は幅99mmですが、ファン自体は小さく高さもないので、荷物としては小さく済みます。
ライフオンプロダクツ、ヒロコーポレーション、リズムもファンが小さく、ファンからグリップまでがまっすぐなデザインなのでカバンに入れてもかさばりにくいタイプです。
リズムはカラビナを使えばカバンの外に出しても持ち運べるので、持ち運びやすさは最も高いと感じました。
重さが200g以下だと、ハンディファンらしい重さに感じます。
ブルーノはスタンダードなハンディタイプとしても、類似モデルと比べてグリップがやや短くなっています。
首の角度を上下に変えられるように、グリップの前側にファンが配置されている事もあり、他のモデルと比べて少し手に重さを感じやすいバランスになっていました。
その中ではライフオンプロダクツが最も軽く、ストラップで長時間首にかけていても特に疲れにくいので、お子様にもお使いいただきやすいモデルです。
ヒロコーポレーションのみ本体重量が200gを超えており、小さなステンレスボトルのような印象でした。
電源操作と誤作動防止機能について
電源ボタンの位置
ライフオンプロダクツ LCAF003 |
ブルーノ BDE035-BGY |
リズム 9ZF036RH82 |
ヒロコーポレーション HDL-3907 |
コイズミ(クリップ扇) KFF-0648/C | コイズミ (ハンディ) KPF-0941 |
シロカ SF-H531 |
---|---|---|---|---|---|---|
ファン背面 | ファン奥のグリップ部 | グリップ正面 | グリップ正面 | ファン背面 | グリップ正面 | グリップ側面 |
誤作動防止機能(電源オンの方法)
ライフオンプロダクツ LCAF003 |
ブルーノ BDE035-BGY |
リズム 9ZF036RH82 |
ヒロコーポレーション HDL-3907 |
コイズミ(クリップ扇) KFF-0648/C |
コイズミ (ハンディ) KPF-0941 |
シロカ SF-H531 |
---|---|---|---|---|---|---|
ダブルクリック | なし | 長押し | ダブルクリック | 長押し | 長押し | 長押し |
電源ボタンがグリップの正面にあるモデルは握った時に最もスムーズに押しやすいですが、側面や背面でも充分に押しやすい位置です。
ただ、ブルーノはグリップの正面にボタンが配置されているものの、ファンの後ろに隠れる位置にあるため、首を持ち上げないと押せません。
電源は1回の短押しでオンになるため、誤作動を防止するためにファンでボタンを隠したのかと思いますが、この首を持ち上げる動作が少し面倒に感じるかも知れません。
ブルーノ以外の機種は電源ボタンをダブルクリックか、長押しの誤作動防止機能が搭載されています。
駆動時間や充電端子について
充電時間
ライフオンプロダクツ LCAF003 |
ブルーノ BDE035-BGY |
リズム 9ZF036RH82 |
ヒロコーポレーション HDL-3907 |
コイズミ(クリップ扇) KFF-0648/C |
コイズミ (ハンディ) KPF-0941 |
シロカ SF-H531 |
---|---|---|---|---|---|---|
6.5時間 | 4.5時間 | 6時間 | 4.5時間 | 3時間 | 2時間 | 5時間 |
駆動時間(最大時)
ライフオンプロダクツ LCAF003 |
ブルーノ BDE035-BGY |
リズム 9ZF036RH82 |
ヒロコーポレーション HDL-3907 |
コイズミ(クリップ扇) KFF-0648/C |
コイズミ (ハンディ) KPF-0941 |
シロカ SF-H531 |
---|---|---|---|---|---|---|
2.5時間 | 3時間 | 2時間 | 2時間 | 3時間 | 1.5時間 | 2.5時間 |
充電端子
ライフオンプロダクツ LCAF003 |
ブルーノ BDE035-BGY |
リズム 9ZF036RH82 |
ヒロコーポレーション HDL-3907 |
コイズミ(クリップ扇) KFF-0648/C |
コイズミ (ハンディ) KPF-0941 |
シロカ SF-H531 |
---|---|---|---|---|---|---|
USB Type-C | micro USB | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C |
暑い季節は毎日のように使いたい、という方ならバッテリーに注目です。
弱風だと持ちはよくなりますが、強風だと消耗が激しい分使用時間は短くなります。
利用頻度が高いと充電時間が短い方が便利ですので、充電時間も気にしましょう。
風量が強力なモデルだとそれだけ充電にも時間はかかります。
「充電時間よりも風量!」という方は、後の風量確認と合わせてご覧ください。
最近の充電端子はUSB Type-Cが主流となっていますが、micro USBのものもありますので確認しておいてください。
【動画】風量や外観・サイズ・音の検証・比較!
風量は、80cmのカラーテープをファンパネルに貼り、テープの持ち上げ力を確かめながら、その時の音を確かめました。
動画では7機種の外観、風量とその音、デスクで使用した時の音の感想などをまとめていますのでぜひご覧ください。
風量がパワフルなモデルは、リズムとヒロコーポレーションの2モデルです。
携帯扇風機とは思えないような威力がありますので、なによりも風量が欲しい!という方におすすめですが、音もそれだけ大きいと思ってください。
コイズミのクリップ、ハンディファン、シロカの3つは王道の携帯扇風機といった風量と音で、屋内・屋外でも使いやすいかと思います。
コイズミのクリップファンはファンの振動が手やデスクに伝わりやすいので、音は少し大きめの印象でした。
ライフオンプロダクツは小さいながらも遠くまで風を届ける力があり、それでいて風圧はやさしい印象。
ブルーノは全体的に風量は控えめです。
肌に直接風が当たるのが苦手な方は、やさしい風のモデルがピッタリではないでしょうか。
まとめ
電車の中や、屋外から屋内に入った瞬間など「涼みたい!」と思っている時に、手元で自分だけに風を送れる携帯扇風機は、暑い季節に持っておきたいアイテムです。
風量や屋内での使いやすさなど、使いたい場面を思い浮かべて、お客様にあった1台を選んでいただければ幸いです。
2024.06.08 (ぴよこ)