2025.02.11
Joshin 試用レポート
置き場所を選ばない衣類乾燥機!ハイアールのタンク式『FUWATO』の乾燥機能を確かめてみた



ハイアール 9.0kg 衣類乾燥機 FUWATO JZ-K90A-W
部屋干しのたびに物干し竿を設置して衣類を干す。
その作業、ハイアールの衣類乾燥機『FUWATO JZ-K90A-W』にすればもっとラクになるかも!
9.0kgというたっぷりの衣類もFUWATOなら一気に乾燥!しかも排水タンク式だから部屋のどこでも置ける!
どれだけの設置スペースがあれば置けるのか、サイズや乾燥コースを確かめにいってきました。 ライター:ぴよこ
ハイアール 9.0kg 衣類乾燥機 FUWATO JZ-K90A-W
総外形寸法(約) | 幅595×奥行673×高さ845mm |
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乾燥容量 | 9.0kg(毛布/大物 〜4.5s) |
質量(約) | 51.0kg |
見た目は完全にドラム式乾燥機な、衣類乾燥機の『FUWATO JZ-K90A-W(以下:FUWATO)』。
衣類乾燥機は設置スペースの確保や排水工事が必要と、設置のハードルがちょっと高い家電だけど、『FUWATO』は内蔵タンクを搭載しているから、好きな場所に設置ができるのだ!
乾燥容量は約9.0kg。
衣類乾燥機能の付いた洗濯機だと、洗濯容量が9kgでも、乾燥容量は約半分などと、洗濯容量よりも乾燥できる量は少なくなる。
そのため乾燥機能を使う場合には洗濯容量を減らすか、乾燥を分けて行う事になるのだけど、FUWATOは乾燥機能のみなので、洗濯機で9kgの衣類を洗っても、FUWATOでそのまま衣類乾燥が行える。
衣類乾燥はハンガーにかける手間なく乾燥ができ、洗濯物干しを出す手間もない。
定位置分の設置スペースは必要になるけど、洗濯物干しを広げて部屋が狭くなって部屋自体が使いにくくなるよりかはずっとストレスが少なくなるはず!
操作パネルと乾燥コース
正面上部の操作部の中央には、メニューが表示される大きなモニターが配置。
スタートボタンはモニターにある「スタートボタン」をタッチして操作するけど、メニューの選択はモニターの右横にあるダイヤルを回して操作するというハイブリット仕様。
乾燥メニューは以下の通り。
乾燥機能 | 標準、シャツ、タオル、ソフト、スポーツウェア、子供服、毛布/大物、除菌、ミストケア、おしゃれ着、ダウン、ちょっと乾燥、あたため、タイマー、槽乾燥、お手入れ |
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引き出すスペースは必須の長い排水タンク
乾燥時に出た水分は、操作部の左側にある排水タンクに貯められる。
「タンクというには小さくない?」と思わせる見た目だけど、本体の奥行とほぼ同等の長さのタンクが格納されており、容量は4L。
タンクに排水されるので工事が不要な代わりに、タンクの水を捨てる作業は必要。
タンクに水が残っていたり乾燥中にタンクが満水になった場合は、操作パネルに「満水表示」のアイコンが点滅し途中で止まってしまうため、運転前には排水タンクを空にしてから運転を行う。
排水時にはタンクを全て抜き出す必要があるので、タンクの前方に約70cm以上のスペースの確保が必要。
もし縦置きするとなると、2m近い高さからタンクを引き出す事になりそうなので、その場合はタンク排水ではなく、下記にあるホースでの排水がおすすめ。
排水方法を選べる2WAY仕様
『FUWATO』は排水タンクを使わず、外部排水も行える。
外部排水にする場合は、背面にあるホースと付属の排水ホースを接続し、排水ホースの先端を、洗濯機※や排水口に差し込み、水が5L以上入るバケツなどを使って排水する。
使用後にお手入れを行う2つのフィルター
運転後は排水の他にフィルターのお手入れも行う。
衣類の投入口の手前に糸くずフィルターが配置しており、つまみをつまめば引き出せる。
糸くずフィルターの奥には乾燥フィルター(青色)も配置しているので忘れずに取り外す。
使用後は乾燥中に出たゴミやほこりが付着するので、ブラシや掃除機でゴミを取り除いたり、目詰まりがひどい時は水洗いを行う。
乾燥機能を試してみよう
FUWATOで乾燥した衣類の変化
「ミストケア」ならシャツのシワが自然な仕上がりに
天日干しとFUWATOで乾燥させたタオルの違い
タオル | 〜5.0kgまで |
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よく「乾燥機だとタオルがふんわり仕上がる」と聞くけど、それはタオルの繊維にまで空気を含ませながら乾燥ができるから。
今回はハイアールさんが同じ時に買って同じほど使った実験用タオルたちを、天日干しとFUWATOで乾燥し、違いを確かめてみた。
タオルの厚み(高さ)が違う!
FUWATOのタオルはパイルが立ち上がっているけど、天日干しはペタリと寝ている。
手触りも天日干ししたタオルは「しっかり使い込んでいます!」というようなかたさだけど、FUWATOのタオルはふわふわしていて新しいタオルのような肌触りに!
ペタンコになったダウンもふんわり復活!
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襟や袖は特にパンパンに膨らんだ -
ダウン 〜2.0kgまで 活躍する冬場まで圧縮袋などに入れて保管したダウンジャケット。
いざ取り出した時に「ペ、ペタンコやないか!」と驚いたことがある人もきっと多いはず。ペタンコになったダウンは天日干しするなどで厚みが徐々に回復するけど、空気をしっかり中まで含ませることが出来る乾燥機なら、ふわっふわに仕上げることができる。
実際にダウンとしてのアイデンティティを失いつつあった薄いダウンジャケットを「ダウン」コースで乾燥させると、ダウンが収まっているであろう面がしっかりと膨らみ、新品のような見た目になった。
首回り、袖の部分なんてパンパンで、安心感が全然違う。
これで寒い日も温かく過ごせるに違いない。
まとめ
筆者は以前、洗濯した衣類を部屋干ししていたが、部屋干しのたびに物干し竿を出すのが面倒だと思っており、物干し竿を置いたら部屋がほぼ使えない事にちょっと困っていた。
FUWATOは常設する設置スペースは必要になるものの、乾燥中のスペースはFUWATOだけのスペースで済む。
排水タンク式なのでどこでも置きやすく、例えばリビングに置けば、乾燥した衣類を取り出してすぐに畳むという作業ができるようになる。
クローゼットのある部屋に置けば、その場で畳むだけでなく、畳んだ衣類をスマートにクローゼットに収納する動作に入れるのだ。
干す手間は減るし、乾燥した衣類はふんわり。
「畳む」「収納する」という導線を考えて設置すればさらに時短にもつながります。
筆者は洗濯ものを干すのがあまり好きではないので、物干し竿を出す→ハンガーに干す→ハンガーから外す→ハンガーを片づける→物干し竿を片づける、がとても苦手でした。
なので、衣類乾燥機が欲しい方はもちろん、家事ラクをしたいと思っている方にも、FUWATOの導入をおすすめします。
2025.02.11 (ぴよこ)