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名ピアニスト、クラウディオ・アラウによる、ドイツの質実剛健ながら生気に富んだ、世界各国で高い評価を獲得していた巨匠の実力を知ることができるベートーヴェンの名演です。


クラウディオ・アラウは「伝説的」という称号に最もふさわしいピアニストです。
卓越した技術的コマンド、深い忍耐、重厚なテーマへの傾倒は、ブゾーニやマルティン・クラウゼといった「哲学的ピアニスト」たちとの学びによってさらに豊かになりました。
1940年代後半から1950年代後半にかけてロンドンで録音されたこのコレクションは、彼のベートーヴェン演奏における権威を際立たせる、深遠で情熱的な録音の一例です。

2022年にリリースされたアラウのワーナー録音全集のために、保管されているオリジナル・マスターテープのあるものはそこから、または78回転SPでアーカイブ等の入手可能な最高のソースを使用し、Art & Son Studio, Annecy においての24bit/192kHリマスター音源を使用し、ベートーヴェンの名演を収録しました。


【演奏】
クラウディオ・アラウ（ピアノ）
アルチェオ・ガリエラ（指揮）フィルハーモニア管弦楽団［協奏曲のみ］




【収録予定曲】
ベートーヴェン：
《CD1》
ピアノ協奏曲第4番 ト長調Op.58
　　［録音］30-31.V.1955, No. 1 Studio, Abbey Road, London ∙ (MONO)
ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調Op.27-2「月光」
　　［録音］1.XI.1950, No. 3 Studio, Abbey Road, London ∙ (MONO)
ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 Op.31-3
　　［録音］10 & 15.I.1947, United Kingdom ∙ (MONO)

《CD2》
ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 Op.53『ワルトシュタイン』
ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101
　　［録音］30.XI & 1.XII.1956 (Op.101), 1 & 22.XII.1956 & 19.V.1957 (Op.53),
　　　　　　No. 3 Studio, Abbey Road, London ∙ (MONO)

《CD3》
ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
　　［録音］18-19.V (Op.110), 21-23.V (Op.111), 23.V, 1.VI, 22.X (Op.109) 1957,
　　　　　　No. 3 Studio, Abbey Road, London ∙ (MONO)

《CD4》
ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調Op.31a『告別』
　　［録音］17.IV.1957 & 19-20 & 22.VI.1958, No. 1 Studio (Op.37 STEREO),
　　　　　　6.XI.1957 & 4.IV.1958, No. 3 Studio (Op.31a MONO)
　　　　　　Abbey Road, London

《CD5》
ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
ピアノ・ソナタ第24番 ヘ長調 Op.78
　　［録音］1-3.IV, 1-3.V & 7.X.1958, No. 1 Studio (Op.15 STEREO),
　　　　　　8-9.IV.1958 No. 3 Studio (Op.78 MONO), Abbey Road, London

《CD6》
ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73『皇帝』
　　［録音］21-22.VI.1958, No. 1 Studio Abbey Road, London ∙ (STEREO)

《CD7》
ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19
ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 Op.10-3
　　［録音］1-3.V & 7.X.1958 No. 1 Studio (Op.19),
　　　　　　5-6.X. 1958, 11-12 & 15.X.1959 No. 3 Studio (Op.10-3),
　　　　　　Abbey Road, London ∙ (STEREO)

《CD8》
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57『熱情』
ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調 Op.54
創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO.80
　　［録音］11-12 (Op.57), 11-14 (Op.54, WoO.80) IV.1960,
　　　　　　No. 3 Studio Abbey Road, London ∙ (STEREO)