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バレンボイムとクレンペラーにより詩的かつ壮大な世界を構築した名演が、最新リマスターとDSDマスタリングによりSACDでリリース
現在は指揮者としての活動が中心になっているダニエル・バレンボイムは、早くから才能を示したピアニストで、さまざまな巨匠たちから気に入られて共演、録音も多く残していました。
クレンペラーともベートーヴェンのピアノ協奏曲全集と合唱幻想曲などの録音をおこなっています。
演奏はどれも遅めのテンポで壮大な世界を構築したユニークなもので、あたかも眼前に築き上げられていく巨大な構造物を仰ぎ見るかのような思いにさせられる仕上がりとなっています。
まるで交響曲のようでもありますが、ここまで音楽が豊かだとそうした暴挙も許されるというもの。
力強い第5番や第1番はもちろんのこと、クレンペラーの面白さは、第3番第2楽章や第4番第2楽章などという穏やかで詩情豊かな部分にも端的に示されています。
特に第3番第2楽章の繊細で暖かい美しさは印象深く、バレンボイムのみずみずしく叙情的なソロも含めて素晴らしく感動的な仕上がりです。
第9の小型版ともいわれる『合唱幻想曲』も、ここでは無類の巨大なスケールを誇り、コーダに至ってはどこまでも続く高揚感に圧倒されるほかありません。
しかもその前の各ブロックで聴かれるディテール表現の雄弁さ、編成の違いゆえの情報量の変化の面白さもクレンペラーならではの魅力にあふれており、作品の隅々まで徹底的に表現するその姿勢はさすがというほかありません。
今回のSACDハイブリッド盤での発売にあたって、2023年リリースされたクレンペラー全集のための、オリジナル・マスターテープよりArt & Son Studioによって24bit/192kHzリマスター音源を使用し、SACD層のためにSACDや空間オーディオのマスタリングとして有名なパリにあるCirce Studio にてDSDマスタリングを施したものです。
■Multipack ケース仕様
【演奏】
ダニエル・バレンボイム(ピアノ),
オットー・クレンペラー(指揮)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団,
ジョン・オールディス合唱団(Op.80)
【録音】
3-4.XI.1967 (Conc. No. 2 & Fantasia), 4-5 & 9.X.1967 (Conc. No. 5),
9-10.X.1967 (Conc. No. 4), 10-11 & 14.X.1967 (Conc. No. 3),
11, 14 & 28.X and 4.XI.1967 (Conc. No. 1),
ロンドン、アビイロード第1スタジオ