【ストーリー】
北海道の旭川で裁判官として働く鷲田完治(佐藤浩市)のもとに、学生時代の恋人だった結城冴子(尾野真千子)が被告人として現れる。
彼女に執行猶予付きの判決を与えた完治は裁判後、冴子が働くスナックに通い逢瀬を重ねるようになるが、かつて愛し合った男と女の再会の時間は限られていた。
2年の北海道勤務を終え、妻子の待つ東京へ戻る日が近づいていた完治だったが、彼はすべてを捨てて冴子と共に暮らしていこうと決める。
けれど、冴子はその想いに応えることなく完治の目の前で自ら命を絶ってしまうのだった。
それから25年、完治は誰とも関わることなく釧路で国選弁護人としてひっそりと生きていた。
それはまるで愛した女性を死に追いやってしまった自分自身を裁き罰を課すようでもあった。
そんなある日、弁護を担当した若い女性、椎名敦子(本田翼)が完治の自宅を訪ねてくる。
ある人を探して欲しいという依頼だった。
個人の依頼は受けないと心に決めて生きてきた完治だったが、家族に見放され誰にも頼ることなく生きてきた敦子の存在は、ずっと止まったままだった完治の心の歯車を少しずつ動かしていく。
敦子もまた完治との出会いによって、自分の生きる道を見出していくのだった。
そして、人生の終着駅だと思っていた釧路の街は未来へ旅立つ始発駅となり、2人それぞれの新しい人生が動き出そうとしていた。
北海道の旭川で裁判官として働く鷲田完治のもとに、かつての恋人・結城冴子が被告人として現れる。執行猶予付きの判決を与え裁判後、二人は逢瀬を重ねる。鷲田は全てを捨てて、冴子と共に生きていこうと思っていた矢先、彼女が自殺してしまう。それから25年、完治は誰とも関わることなく、ひっそりと生きていた。ある日、弁護を担当した椎名敦子と出会い、止まっていた心の歯車が動き始めていく…。

|
制作年: | 2015 |
制作国: | 日本 |
ディスクタイプ: | 片面2層 |
色彩: | カラー |
映像サイズ: | スクイーズ |
映像特典: | メイキング/イベント映像集(完成会見/東京国際映画祭/初日舞台挨拶)/公開記念特別番組/予告編集/TVスポット集 |
その他特典: | ピクチャーレーベル |
音声仕様: | 5.1chサラウンド(ドルビーデジタル、日本語字幕) |