息によって鳴り渡るのは角笛ではなく≪歌≫そのもの---楽器を超えるホルン奏者 M地 宗の登場です。 第10 回 JEJU International Brass Competition で、日本人ホルン奏者初となる国際コンクール優勝を果たしたM地は、現在 群馬交響楽団の首席奏者を務め、国内外で目覚ましい活躍を続けています。ソリストとしては、2021 年6 月に行われたリサイタル<第 233 回 B→C>では「金管楽器のリサイタルでは過去最高」と絶賛されました。 M地が心の師と仰ぐ、オーセンティック演奏の第一人者 鈴木秀美との幸福な共演は、群響の優美な響きと相俟って、天才モーツァルトが友人のホルン奏者ロイトゲープのために書いたコンチェルトの愉悦溢れる魅力を余すことなく伝えます。 (C)RS