【ルビジウム・クロック・カッティング】作品に内在する郷愁や憧憬を詩情豊かに、しかも雄大なスケールで表現した、伸びやかでノスタルジックな旋律美とソロの華麗なパッセージが魅力的なドヴォルザークのチェロ協奏曲。ユダヤ教で礼拝の際に用いられる朗誦の旋律に基づいたブルッフの《コル・ニドライ》。チェロという楽器に備わる特性が存分に発揮されたチャイコフスキーの《ロココ変奏曲》。豊かな音楽性と圧倒的な技巧を誇ったシュタルケルの全盛期の演奏で収録しています。
録音:1962年7月(1,2)、1964年6月(3) ロンドン