元ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのニコがアルバム『ジ・エンド』から7年の沈黙を経て1981年に発表したソロ・アルバムが発売40周年記念盤として待望のリイシュー！パリでの退廃的な隠遁生活を過ごしたのち、パンク・ムーヴメントでのヴェルヴェットの再評価の機運が高まる中、創作意欲が沸き上がった彼女はパリで知り合ったプロデューサーでマルチ・インストゥルメンタリスト、フィリップ・クィリチーニとコルシカ島生まれのギタリスト、ムハマンド・ハディと渡英し制作した作品で、ニコが醸し出す古風な荘厳さと、パリでの生活で感じた北アフリカの音楽との融合が聴きどころ。今回のCDではヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「ウェイティング・フォー・ザ・マン」、デヴィッド・ボウイの「ヒーローズ」のカヴァーを含むオリジナル・アルバム収録の9曲に加え、「パープル・リップス」以外のアルバム収録曲の別ミックス等をボーナス・トラックとして追加収録した完全版。ゲストとしてビー・バップ・デラックスのアンディ・クラーク、ブロックヘッズのデイヴィ・ペインが参加。 (C)RS