※こちらの商品は、【アナログ盤】です。
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商品の特長
アンセルメとスイス・ロマンドのステレオ時代の定番「展覧会の絵」。
精緻を極めた名演が、鮮度の高い極上のマスターからの理想的なカッティングによるアナログ盤として鮮烈によみがえる。
■アナログ・ステレオ 時代の定番「展覧会の絵」
1960年に発売された当アルバムは、数多いアンセルメの録音の中でも殊更評価が高く、アナログ・ステレオ時代を通じて「展覧会の絵」の代表盤とされた1959年録音の名演を収めています。
カップリングは、リストの交響詩の中でも比較的珍しい「フン族の戦い」。アッティラ率いる異教徒のフン族とキリスト教徒であるヨーロッパ諸民族の軍勢とが戦った「カタラウヌムの戦い」を描いたカウルバッハの油彩画にインスピレーションを得た作品で、ムソルグスキーが友人の画家ガルトマンによるさまざまな絵画やスケッチに着想を得た「展覧会の絵」とは作品が成立した契機が共通するということでカップリングされたのかもしれません。
アンセルメの膨大な録音の中でもリスト作品は珍しく、ほかには「ファウスト交響曲」と「メフィスト・ワルツ第1番」を含む「レーナウのファウストからの2つのエピソード」があるのみですが、キリスト教徒を描く際にはオルガン・ソロによるコラールが用いられており、作品の最後でキリスト教徒の勝利を描く部分でもオルガンが加えられるためオーディファイルな効果が試される作品でもあります。
■オルガンも使える馴染みのヴィクトリア・ホールで録音された名録音
1959 年の「展覧会の絵」は、ステレオ期のアンセルメ録音を一手に引き受けたプロデューサーのジェームズ・ウォーカーとデッカのステレオ録音の生みの親であるロイ・ウォレスという名コンビが手掛けた録音で、指揮台の頭上に吊るしたデッカツリーといわれる3 本のマイクロフォンのみで収録されたにもかかわらず、圧倒的な色彩感と空間性が再現されています。
アンセルメが「キエフの大門」のコーダで独自に加えているオルガンの響きも実に効果的。同年録音の「フン族の戦い」は「展覧会の絵」よりは若干響きが少なめですが、多彩なオーケストレーションの起伏は実に鮮明に捉えられており、やはり曲尾でオーケストラのトゥッティに重ねられるオルガンの力感も見事にミックスされています。
日本ではこのカップリングでは初出盤以降、2度再発されただけで定番の「はげ山の一夜」との組み合わせに変わったため、このオリジナル・カップリングでアナログレコード化されるのはほぼ60年ぶりのリリースとなります。
新たにオリジナルマスターより「Esoteric Mastering」にて、アナログレコード専用のマスタリングを行いました。入念に調整されたESOTERICの最高級機材Master Sound Discrete DACとMaster Sound Discrete Clock、MEXCELケーブルを惜しげもなく使用し、徹底して高音質化を目指したマスターを作成しました。
アナログ・カッティングは、ミキサーズラボ社にて、アナログ最盛期の名機、ノイマン社製カッティング・レースVMS80を使用しました。同機は西ドイツで製造され、現在日本国内では2台しか稼働していません。
ミキサーズラボ社のご協力を得て、カッティングルームに「Esoteric Mastering」の機材を持ち込み、出力をノイマン社製カッティング・コンソールSP79Cにダイレクトに接続。コンソールのイコライザーを使わずに、「Esoteric Mastering」サウンドをそのまま、カッティング工程へ送り込みます。
カッティングは、ミキサーズラボ社のカッティング・エンジニア 北村勝敏氏。匠の手腕をマスター盤に注ぎ込んで頂きました。
現在では、レコード・プレス用のマスター盤カッティングのみで、試聴のためだけにラッカー盤をカッティングする事は稀ですが、エソテリックでは音質を追及するため、コンソールへの伝送方式を変えながら複数のラッカー盤を作成しました。作成した複数のラッカー盤は、エソテリック・マスタリング・センターへ持ち帰り、ESOTERICのアナログターンテーブルGrandioso T1で試聴・音質確認を行い、最適な伝送方法を決定しています。
徹底してアナログの音にこだわりを込めて作成し、オリジナルマスターのもつ情報を伸びやかなサウンドでアナログレコード化することに成功しました。
【演奏】
エルネスト・アンセルメ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団
[録音]1959 年11 月1 日〜7 日(ムソルグスキー)、1959年4月18日〜21日、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
[プロデューサー] 大間知基彰 (エソテリック・マスタリング・センター)
[アソシエイト・プロデューサー] 吉田穣 (エソテリック・マスタリング・センター)
[リマスタリング・エンジニア] 東野真哉 (エソテリック・マスタリング・センター)
[リマスター]2024年11月 エソテリック・マスタリング・センター、「Esoteric Mastering」システム
[アナログレコード・カッティング] 北村勝敏 (株式会社ミキサーズラボ)
[解説] 浅里公三
[企画・販売] ティアック株式会社
[企画・協力] 東京電化株式会社
収録情報
モデスト・ムソルグスキー:
組曲《展覧会の絵》
編曲:モーリス・ラヴェル
Side 1
Band 1 プロムナード ― 小人
Band 2 プロムナード ― 古城
Band 3 プロムナード ― テュイルリーの庭
Band 4 ブイドロ(牛車)
Band 5 プロムナード ― 卵の殻をつけた雛の踊り
Band 6 サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ
Band 7 リモージュの市場 ―
カタコンベ(ローマ時代の墓) ― 死せる言葉による死者への呼びかけ
Side 2
Band 1 鶏の足の上に建つ小屋(バーバ・ヤガー) ― キエフの大門
フランツ・リスト
Band 2 交響詩《フン族の戦い》
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