商品の特長
1919年、ウィーン国立歌劇場の総監督に任命されたリヒャルト・シュトラウス。彼は改装されたばかりのホーフブルク王宮内のレドゥーテンザールのために、新しいバレエ音楽の作曲を始めます。やがて完成したのは、フランス・バロック期の作曲家フランソワ・クープランの鍵盤作品をもとにした8曲からなる「舞踏組曲」でした。作品は1923年2月のカーニヴァルで発表され、シュトラウスならではの贅をこらしたオーケストレーションで大勢の聴衆を魅了しました。また、1941年にはバイエルン歌劇場で上演される「鳴り止んだ祝祭 Verklungene Feste」のため、ディヴェルティメントを新たに作りましたが、その際、舞踏組曲から一部を転用しています。
1910年作曲の「ばらの騎士」が翌年初演され大成功を収めたシュトラウス。その後も数多くの作品を書きましたが、20世紀の潮流である十二音や無調を用いることのなかったこれらの作品は「時代に乗り遅れている」とされてしまい、現在でも正当に評価されているとはいいがたい状況です。このアルバムでは「ばらの騎士」以降に書かれた珍しい彼のバレエ音楽を準・メルクルの素晴らしい指揮で堪能、シュトラウスの飽くなき探求心を探ることができます。
国内仕様盤には、日本におけるリヒャルト・シュトラウス研究の第1人者、広瀬大介氏の解説が付属します。
ナクソス・ジャパン
【演奏】
準・メルクル(指揮)
ニュージーランド交響楽団
【録音】
2019年10月29-31日
Michael Flowler Centre,Wellington, New Zealand
収録情報
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949): 舞踊組曲/ディヴェルティメント
フランソワ・クープランのクラヴサン曲による舞踏組曲 TrV 245
1. I.入場と荘重な輪舞(パヴァーヌ)
2. II.クーラント
3. III.カリヨン
4. IV.サラバンド
5. V.ガヴォット
6. VI.回転舞踏
7. VII.アルマンド
8. VIII.行進曲
フランソワ・クープランのクラヴサン曲によるディヴェルティメント Op.86
9. I.幻影を見る人
10. II.よりぬきのミュゼット-華奢なマドロン-優しいジャヌトン-セジル夫人-居酒屋のミュゼット
11. III.ティク・トク・ショク-茶目
12. IV.嘆きのウグイス
13. V.戦利品-鰻-若殿様たち-戦利品-おびえる紅ひわ
14. VI.手品-
15. VII.さまよう亡霊たち-
16. VIII.がらくた-おどけ
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