商品の特長
1972年12月22日のウィーン国立歌劇場でのライヴ・ステレオ録音。『サロメ』のように(途中で寸断されず)一気呵成に上演される作品の性格と、情景描写に没入の余り音楽が熱気を帯びていく全盛期ベームのスタイルを考えれば、ライヴ録音の利点はたいへんに大きいと言えるでしょう。とりわけ“7つのヴェールの踊り”以降、サロメとヘロデの掛け合いが佳境に入るに連れて、ベームのテンポがどんどん前のめりになって音楽が高揚していくありさまは、強烈というほかありません。オーケストラも優秀で、至難なアンサンブルの中に、柔らかい独自の音色を織り込んでおり、さすがはウィーン・フィルといったところ。キャストには定評あるヴェテラン勢を配しており、心技一体の迫真の演技で迫るリザネクのサロメを筆頭に、重厚なホップのヘロデ王、性格的なホフマンによるヘロディアス、力強いヴェヒターのヨカナーンに、クメントの立派なナラボート等、どこをとっても優れた歌唱といえる高水準ぶりです。 (C)RS
収録情報
R.シュトラウス:楽劇「サロメ」全曲
サロメ:レオニー・リザネク(ソプラノ)
ヨカナーン:エーベルハルト・ウェヒター(バリトン)
ヘロデ:ハンス・ホップ(テノール)
ヘロディアス:グレース・ホフマン(メゾ・ソプラノ)
ナラボート:ワルデマール・クメント(テノール)
小姓:ロハンギス・ヤシュミ(アルト)
カール・ベーム(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団・合唱団
録音:1972年12月22日 ウィーン国立歌劇場(ライヴ)
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