19世紀末ロシアが生んだ鬼才・ムソルグスキーの作品集にパーヴォ・ヤルヴィとNHK交響楽団が挑む!各奏者のヴィルトゥオジティと緻密なアンサンブル、そして何よりも多彩な音色が要求され、オーケストラ演奏の試金石でもあるラヴェルの名編曲「展覧会の絵」では、気品あふれるトランペット・ソロで始まる冒頭から乗りに乗っており、個々の曲の多様な個性を緻密かつ大胆なユーモアをもって描きつつ、圧倒的なクライマックスを築き上げています。「はげ山の一夜」は、ムソルグスキー自身の原典版を使用し、ワイルドかつ原色的で奇天烈な音世界を表出。「ホヴァンシチナ」間奏曲では、R=コルサコフ編曲によるロシア的色彩を帯びた豪壮な響きが耳に残ります。「ベスクラ」初登場。 (C)RS