Blu-spec CD2
日本を代表するクラシック・ギタリスト、山下和仁。16歳で打ち立てたラミレス(スペイン)、アレッサンドリア国際(イタリア)、パリ国際(フランス)の世界三主要ギター・コンクールの史上最年少優勝という記録はまだ破られていません。高い音楽性と超絶技巧を兼ね備えたギター界の鬼才として活躍を続け、近年は海外公演にも力を注ぎ、絶賛されています。1978年、17歳の時にRCAからファーストアルバムを発表、現在まで90枚近くのアルバムをリリースしている山下ですが、60歳をむかえ、RCAに残した録音からベストと思える演奏を自選し、4タイトル8枚に凝縮させたのが当シリーズです。ブラジルの作曲家ヴィラ=ロボス、メキシコの作曲家ポンセは、20世紀前半における重要なギター作品を生み出しました。山下はごく初期からそれらの作品演奏に取り組んでいます。名プロデューサー、ラルフ・メイスが手掛けた1994年と95年に録音された2枚のアルバムを中心に、初期録音も加えて、この2人の作曲家の強烈な個性を味わっていただける選曲です。 (C)RS