もう一度、ジョンスペ聴いてみませんか？その名も”Meat ＆ Bone（肉と骨）”、ギミック無しのジョンスペ・イズ・バック！
04年に発売された作品『ダメージ』以来、ずっと静かだったジョン・スペンサー。自らの名を初めて排した”ブルース・エクスプロージョン”名義でのこの作品は、タイトルの意味もあいまって、これまでのジョンスペファンを少なからず不安にさせたのでは無いでしょうか。そんなジョンスペが昨年の8年ぶりとなるサマソニ出演でその変わらぬフル・テンションのステージを観せてくれた時、「やっぱジョンスペってカッコいいな。またちゃんとやればいいのに」と思ってしまった皆さんへ朗報です。そうです・・・Ladies and Gentleman、The Jon Spencer Blues Explosion is back！！なのです。一度は外した自らの名前を再び戻し、新作はザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン名義で、その名も”Meat ＆ Bone（肉と骨）”という、ギミック無し、それだけでもうジョンスペの気迫が感じられるタイトルとなっています。更にレーベルもスレイ・ベルズやスリーパー・エージェント等数々の新進気鋭のアーティストを輩出し、USで今最も注目されるインディー・レーベルの一つとなったMom ＆ Popsに移す等、心機一転感が伝わってくるところも期待を煽られます。そして一番重要なその内容についてですが、これが嬉しい事にその期待通りの作品に仕上がっているのです。一言で言うなら、名作『オレンジ』と、『ナウ・アイ・ガッタ・ウォリー』を併せ、長年このトリオが磨いた熟練技を施し、そして『エクストラ・ウィドウス』的なプリミティブさを仕上げにぶっかけた感じ（全然一言じゃないですが）。ジョンスペサウンドの黄金比とでも言いましょうか。だから且つて一度でもジョンスペにハマった人に我々は嬉々として言いたいのです。「もう一度ジョンスペ、聴いてみませんか？」リード曲“Black Mold”