壁の中にすでに埋め込まれている(隠蔽)配管を利用してエアコンを取り付ける場合、室内機側・室内機側ともにパイプをカットし、加工する必要があります。 また、ほとんどの場合、換気や酸素チャージ用の配管、人気のフィルター清掃機能で集めたホコリを室外へ排出する為のパイプは設置されておらず、これらの機能搭載のエアコンは設置が不可欠となってしまいます。
さらにお買い替え時に、隠蔽配管を利用する場合には配管内の洗浄や配管取替え工事が必要不可欠です。洗浄費用がかかったり、配管取替えには壁のリニューアルも必要となります。
【その理由】

使い始め

10年後

既設配管内に、従来のエアコンで使用していた鉱油が残っていると、新しいエアコンのエステル油・エーテル油が劣化しやすくなります。

劣化した油は圧縮機モーターの焼きつきなどの原因になります。リプレース時には、配管洗浄が必要となります。

使い始め

10年後

霧ヶ峰は全機種「アルキルベンゼン油」を採用。従来のエステル油・エーテル油に比べ、品質安定性に優れていて、鉱油と混じっても劣化しにくい特性があります。
既設配管内を流用しても劣化が少なく、冷媒回路も長持ち
短時間でラクラク設定できます。
当社試験室において、10年間担当の試験結果による比較です。

  ・霧ヶ峰でも洗浄や配管取替えが必要な場合
 1.圧縮機モーターの焼き付きによる故障
   この場合、鉄粉が配管内に混入しているため、そのままでは新しいエアコンの冷媒回路に詰まる恐れがあります。
 2.配管の肉厚が0.8mm未満の場合(交換が必要)
   従来の冷媒(R22)に対し、新冷媒(R410A)は動作圧力が1.6倍と高くなっているため、配管肉厚が薄いと亀裂が
   入り、冷媒漏れの原因となります。