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音場工房

[ 2024年 5月 28日付 ]



インフラノイズ アースアキュライザー「EA-1」新発売!


こんにちは、ハイエンドオーディオ "ichinose" です。

今回はインフラノイズから発売された、電流制御機能を備えた話題のアース線、アースアキュライザー「EA-1」をご紹介いたします。


◆アースアキュライザー「EA-1」とは?

アースアキュライザー「EA-1」は単なるアース線ではありません。「アース線に流れる電流」に着目、内部を流れる電流を制御する機能を搭載したことで、仮想アースの固有音を改善できるというアース線なんです。

構造体には振動吸収体や整音ロッド、純毛ウール被覆などを採用。音質最優先のために壊れやすい部材を用い、ケーブル中央の振動吸収体は精密な調整がなされているため、曲げたり強い力を加えることは厳禁で、一度曲がってしまった場合は元に戻しても音質は劣化してしまいますので、取り扱いには注意しましょう。(普通に使っていれば大丈夫です)

仮想アースだけでなく、機器同士を接続、大地アースや、フォノケーブルのアース線にもおすすめです。

市販されている仮想アース製品はもちろん、自作された仮想アースでも効果があります。さらに、金属製家具、金属製ラック、窓枠など、または使用していないオーディオ製品(パワーアンプ)など、表面積の大きな導体なら仮想アースとして利用できるほか、使用中のオーディオ機器同士の接続などでも効果が期待できるとのことです。

両端にはリード線とクリップを備えており、クリップ接続で音質をヒアリングしつつ、使用法と方向性が決まったら、リード線でしっかりと接続することが推奨されています。

特に、信号の流れる方向性の指定はありませんが、音質的な違いはあるので、必ずヒアリングで確認ください、ケーブルの方向性は端の赤い「PASSED」シールで確認することができます。

仮想アースはクオリティーや音質的に有効なのが確認できても、音色や音場にキャラクターを感じてしまうケースもあります。
サウンドに固有の個性が加わってしまうと、聴く人間側の好みの問題が加わってしまうため、本質的な音質評価が難しくなり、良くなっているにも関わらず、正当な印象が持てずに使うのを躊躇してしまう場合があります。
そんなケースでも、アース線をアースアキュライザー「EA-1」に変えると癖が消えるので、お使いの仮想アースを再評価できる可能性があります。


◆ここで簡単に「仮想アース」のおさらいです。

オーディオシステムのノイズ対策の1つとして、昔から言われているのが「接地(大地アース)」ですが、大地アースは地面に大きな穴を掘って、本格的なアース工事をしないと効果がないので、実際には不可能に近いものと思われます。
「仮想アース」はオーディオ機器よりも電位を安定させた製品で、アース線で接続することで、各オーディオ機器のアース電位の変動を制御して一定に保つことで、機器間の電位差をなくすことができるようになり、システムが安定し、音質を改善することができるアクセサリーです。

設置の簡単さも人気で、仮想アースは、本体と機器をアース線で接続するだけなので、工事や電源も一切不要です。
サイズも比較的コンパクトな製品が多く、ラック後ろの空きスペースなどに置くことができるのも人気ですね。
また、複数個使うことでさらなる効果を期待できるため、段階を踏んでグレイドアップができるのもうれしい効果です。(違うブランドの組みあわせもOK)

「仮想アース」の内部は、各社それぞれのノウハウがあります。
特殊配合の金属材料を用いたり、金属とスペーサーを交互に並べて多層にしたりなど、詳細は非公開となっていますが、強力に電位を安定させる機能を持つ製品が実用化されて販売されています。
音質傾向もさまざまな点がありますが、それもオーディオファンの興味をそそる点といえるかもしれません。

※「TELOS」などのアクティブアースは仮想とは異なり、CPUを使って接続した機器のアース電位を下げて安定させるものです。


◆「EA-1」をアースケーブルとして使う場合の注意点

アースアキュライザー「EA-1」は、基本的に付属のアースケーブルと交換して使用するのが原則となる製品です。
延長で使う場合でもそれなりに効果が出る場合もございますが、限定的となり、あまりおすすめできません。
付属のアースケーブルに継ぎ足す場合はケーブル長の増加だけでなく、全体の長さが変わるため、整音が狂う場合があります。
最高の音質改善効果を得るためには面倒ですが、付属のアースケーブルと交換する使用方法をおすすめしております。

トーンアームDIN端子や、仮想アース本体直出し製品などで、「EA-1」が接続できない場合は、継ぎ足し接続するより、(可能であれば…)金属部分に「EA-1」を接続して、元のケーブルは無接続でぶら下げておく方法をお試しください。


◆担当者より

アース専用のオーディオケーブルはすでに数社(AET、KOJO、OYAIDE、SAEC、Zonotoneなど)からも発売されています。
音楽信号の流れないアース・ケーブルでありながら、いずれもS/N比が向上して、ノイズ・レベルが改善するなどの効果が確認されています。

今回ご紹介するインフラノイズ「EA-1」も、同様のアースケーブルによる改善効果が確認出来るのはもちろんですが、さらに独自の「電流制御機能」により、仮想アース(本体側)で発生しているかもしれない固有のキャラクターを制御して、仮想アースによる本来の改善効果を聴くことができます。

仮想アースは複数個使っている方も多いと思います。その場合は、ヒアリングにてどこに使うか色々とお試しください。
まずは、接続が簡単に行えるワニクリップで接続を試してみて、使用方法や方向性が決まったら、リード線で確実な接続が可能です。(リード線は末端処理していませんので、Yラグなどを別途用意して取り付けると、より確実な接続ができます)


◆試聴してみました

仮想アースを接続したときに、音質の改善は認められるものの、仮想アースに使われている素材や構造により固有のキャラクターが感じられることがあります。
この「EA-1」を仮想アースの付属ケーブルと交換してみると、仮想アース本体で感じられた個性がスッキリと浄化され、爽快な音となります。
今まで仮想アースを試しても固有のキャラクターのために改善効果を実感出来なかった…という方も、ぜひケーブルを「EA-1」にして再度お試しください。
自作の仮想アースをお使いの方には特におすすめです!

※筆者宅で仮想アースとプリアンプを接続してみると…

ノイズフロアが下がり、静寂さが増すと共に、音の輪郭がはっきりして見通しが良くなり、弦楽器やボーカルの実在感が増して立体的に聞こえ、聴き惚れるサウンドになりました。
接続を元の付属アースケーブルに戻してみると、やはり透明感やもやもや感が戻ってしまうので「EA-1」の効果を実感させられました。

仮想アースとプリアンプの接続では「EA-1」の結線方向性について試してみました。赤い「PASSED」側をプリアンプ側にした方が、音場の広がり、音像定位がより優れた感じとなりました。音の明瞭度にハッキリとした音の違いがありましたので、必ずヒアリングにてお試しすることをおすすめいたします。

アナログプレーヤーのアース線の交換でも大きな効果があるとのご連絡をいただいていたので、早速接続してみました。
筆者のアナログプレーヤーは、アーム出力がDIN端子で、アース線の交換は難しかったので、延長のように繋ぎで接続してみましたが効果が限定的でしたので、アームベースのネジ部分に取り付けして、今までのアースケーブルは接続を外した状態にして試聴してみました。

アースケーブルを交換すると効果は絶大で、静寂さが増すと共にノイズフロアが下がり、音の輪郭がシャープに、明瞭度も改善、生き生きと弾む音楽を楽しめるようになりました。

「EA-1」はインフラノイズ製品としては例外で、複数個使用しても副作用による音質劣化がなく、加算的に音質がアップする製品だとのことです。

このアースアキュライザーの使用方法はかなり多くあり、様々に試して楽しむことができます。 仮想アースを接続している全ての機器はもちろん、アナログプレーヤーとイコライザー間、CDプレーヤーとアンプ間など、各種オーディオ機器間にも効果があり、複数のアースアキュライザーを使うことができます。 まずは1本ご購入いただいて、様々にお試しいただき、ご納得いただければ、追加でご購入ください。

これまでのインフラノイズ製品でも多く感じることがあった「音楽性の向上」「音楽的な洗練」「芸術性の高まり」などが感じられ、「聴いている人間(自分)の耳が良くなった?」「音楽鑑賞レベルがアップしたかな?」と感じさせてくれる製品としておすすめいたします。





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