◆ まずは「アイソアコースティクス(Iso Acoustics)」社について
「Iso Acoustics」は、カナダ中東部のオンタリオ州に本社のあるプロフェッショナルオーディオ、ホームオーディオなど、さまざまなオーディオ・アプリケーションに合わせた包括的な製品を設計を開発している会社です。
家庭用のインシュレーターは2012年の発売以来、オーディオにおけるアイソレーション製品に革命をもたらしています。特許取得済みの「Iso Acoustics・テクノロジー」により、先見の明のある「モイブ・モリソン」氏が率いるPROスタジオの設計と建設における長年の専門知識を蓄積されています。
「モイブ・モリソン」氏は、トロントの世界最大のマルチメディアセンターを含むカナダ放送協会のスタジオの計画と建設に幅広く関与し「Iso Acoustics」の画期的なイノベーションの基盤を形成しました。
プロオーディオ市場とホームオーディオ市場に個別に対応できるように独立構築されており、各ドメイン内で集中的に製品開発を実施、現在ではプロフェッショナルオーディオ、ホームオーディオ共に世界中の60ヶ国以上の国々で高く評価されています。
これらの製品は中国の指定工場にて製造されています。「Made in China」製。
◆ ホームオーディオ・インシュレーター「OREA(オレア)シリーズ」について
OREA(オレア)シリーズは寄生振動を除去し、音の透明度とフォーカス感を向上させます。アンプ、DAC、CDプレーヤー、スピーカー、ターンテーブルなどのオーディオ機器に最適です。機械加工されたステンレススチール製のアイソレーターは、高さを抑えた、薄型のデザインになっています。
「OREA(オレア)」シリーズの底面には、モデル名と耐荷重を示すカラーリングが施されています。
「OREA(オレア)」シリーズは設置する機器の重さに応じて4種類の異なる耐荷重で設計されています。
※使用する機器に応じて設置数を選べるように、1個単位で販売されています。
※設置機器の重量バランスや総合重量によって異なりますが、各コンポーネントの下に3個〜4個以上の設置が基本となります。
・「OREA・グラファイト(シルバー)」1個あたり1.8kgに対応、製品寸法:直径40mmx高さ27mm
3個(5.4kg)、4個(7.2kg)、5個(9.0kg)、6個(10.8kg)
・「OREA・ブロンズ(ブラウン)」1個あたり3.6kgに対応、製品寸法:直径50mmx高さ29mm
3個(10.8kg)、4個(14.4kg)、5個(18.0kg)、6個(21.6kg)
・「OREA・インディゴ(ブルー)」1個あたり7.2kgに対応、製品寸法:直径58mmx高さ33mm
3個(21.6kg)、4個(28.8kg)、5個(36.0kg)、6個(43.2kg)
・「OREA・ボルドー(レッド)」1個あたり14.4kgに対応、製品寸法:直径67mmx高さ36mm
3個(43.2kg)、4個(57.6kg)、5個(72.0kg)、6個(86.4kg)
◆ 極めて安定した設置が可能な設計になっています!!
上部、下部ともに接触抵抗の大変大きな特殊ゴム素材のため、機器を設置すると安定して、簡単にズレるような事はありません。OREAの上部、下部フランジ共に吸盤のような構造が採用されており、効果を発揮し、コンポーネントの下側に付着するように設計されています。
下部フランジも支持表面に付着する設計になっており、安定した取り付けが出来ます。
◆ 設置機器の重量に適応したモデルと個数とは?
すべてのエネルギーは、特定の重量範囲内で動作するように調整されているので設置機器の重量に適応したモデルと個数を選ぶ必要があります。十分な効果を発揮出来るように取り付ける機器の重さを確認しましょう。
指定されている重量制限は、性能曲線で確認できます。
「OREA・グラファイト(シルバー)」(適正重量1.8kg)ですが、1kg〜4kg/1個の範囲で性能が発揮されます。
※3個で3kg以上〜12kg未満まで、4個で4kg以上〜16kg未満までの範囲で設置が可能です。
「OREA・ブロンズ(ブラウン)」(適正重量3.6kg)約3kg〜8kg/1個
「OREA・インディゴ(ブルー)」(適正重量7.2kg)約7kg〜14kg/1個
「OREA・ボルドー(レッド)」(適正重量14.4kg)約14kg〜30kg/1個
基本的には適正重量付近が前提となりますが、この範囲内で使用すれば各モデルの一定以上の性能をキープして使う事が出来ますのでグラフを参照ください。
ただし過重量の場合に急激に性能が低下しますのでご注意ください。
※アンプやラックの設置面に凸凹があると効果が十分発揮出来ない場合があります。
※重量級の機器の場合、後から動かすことが難しくなるほどガッチリと固定される場合があるので注意しましょう。
◆ 「OREA(オレア)の設置方法について
オーディオコンポーネントに取り付けされている既存のフットが取り除き可能な場合は同じ場所に設置します。
取り外しできない場合は既存のフットを避けてコンポーネントのシャーシに直接接続する方法でも、良いパフォーマンスを得るが出来ます。
コンポーネントやスピーカーに対して3〜4個を使用するのが一般的ですが、重量容量内に収めることが最も重要となります。また、コンポーネントの重量配分を考慮しての設置も効果があります。例えば、トランスなどの重量級パーツが中央ではなく、左側に設置されている場合は、左側の角に2個、右側に1個の合計3個のアイソレーターを使用するなどすると効率よく設置が出来ます。
◆ 軸上のエネルギー管理について
「Iso Acoustics」をスピーカーやサブウーファーに使用する場合はインシュレーターの指向性を合わせる設置が必要です。「Iso Acoustics」のロゴがスピーカーの動力と同じ方向を向いて配置されるように設計されているので「Iso Acoustics」のロゴを正面にして設置します。
その結果、スピーカーがあらゆる方向に振動する均質な素材とは対照的に、軸上でエネルギーを管理することができます。このようなエネルギー管理方法により、高度なアイソレーション、音の明瞭度、フォーカス感、開放感の向上が実現されています。
※スピーカー以外のアンプ、CDプレーヤー、ターンテーブルなどは方向性を合わせる必要はありません。
振動に敏感なアナログプレーヤーではハウリングマージンが改善されてカートリッジの違いが明瞭に感じる事が出来るように! 設置環境にもよりますが、柔らかすぎるインシュレーターより剛性も兼ね備えた「OREA」で音質改善が期待できます。
スーパーウーファーでは、低音が鮮明でクリアに! パンチ力が改善し、音量を上げて使えるようになります!! スーパーウーファーには普通のゴム足しかついていない製品が多いので、その場合はかなりの質感向上が期待できます!!
◆ 担当者より
今回ご紹介した「Iso Acoustics」の「OREA」は非常に綺麗な仕上がりでハイエンド機器に設置しても大変美しく、チープ感は感じません。
ご購入される場合は、事前にどの機器に取り付けるかを決めてから適応した「OREA」をお選びください。
販売は1個単位となりますので、3個 or 4個ご購入ください。
最も小さい「オレア・グラファイト」の場合耐荷重が1.8kg/1個となりますので、3個で5.4kgの機器から利用できます。
比較的軽量な欧州製品のアンプやCDプレーヤーにも対応しています。
最も大きい「オレア・ボルドー」の場合は耐荷重が14.5kg/1個となりますので、4個で58.0kgと重量級モデルまで利用できます。
更に重い機器の場合は数量を5個、6個と増やす事で対応する事も出来ます。
例1:(プリメインアンプ)オーラデザイン「VA-40・REBIRTH」7.2kg=OREA・グラファイト(シルバー)x4個
例2:(プリメインアンプ)ATOLL「IN50SIGNATURE」7.0kg=OREA・グラファイト(シルバー)x4個
例3:(スピーカー)B&W「700S3 Signature」10.4kg/1本=OREA・ブロンズ(ブラウン)x3個/1本orグラファイト(シルバー)x4個
例4:(プリメインアンプ)アキュフェーズ「E-280」20.4kg=OREA・インディゴ(ブルー)x4個
例5:(プリメインアンプ)LUXMAN「L-505Z」22.5kg=OREA・インディゴ(ブルー)x4個
例6:(パワーアンプ)アキュフェーズ「A-80」44.6kg=「OREA・ボルドー(レッド)x3個orインディゴ(ブルー)x4個
※上記例は数値上で換算した場合となります、実際の設置には設置個数や設置方法により異なりますので設置環境をご考慮ください。
今回は視聴室にあるアキュフェーズのアンプ重量22.8kgに設置してみました。
適応モデルは、OREA・インディゴ(ブルー)x4個となりますね。
アキュフェーズの脚はTAOC社の鍛造製のかなりしっかりとした物ですが、取り外しが可能です。外した脚の代わりに同じ場所に置いてみました。
足をつけたままでも設置のスペースがあったので付属脚の横設置も試してみました。
結論から言うと音質的にはどちらの設置でも、音質的に差は感じらません。
ただし「OREA・インディゴ」は高さ33mmなので標準脚が長い場合はこの設置が出来ませんのでご注意ください。※アキュフェーズの脚は約20mmでした。
また、スパイク形状の脚のスパイク受けには使用できません。
ラックに設置して上から押さえてみると簡単には動かせないほどしっかりと安定、安心した設置が出来ました。
※金属製のインシュレーターも音の良い製品はありますが、滑りやすい物は地震などで動いてしまう事が有り怖いですね。
音質的には、サウンドの正確な再現性が改善されます! ディテールの表現力、多彩なイメージング表情、セパレーション改善による明確音像、立体的なサウンドステージ・・など、副作用を感じる事も無く安心してお使いいただけると思います!!
アンプであれば設置するラックを剛性の高い製品に変更した時の音質改善に!
スピーカーであれば、剛性の高いスピーカースタンドに変更した時の音質改善に近い効果と言えます!!
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